米国株投信の中でも人気の楽天全米、SBI・V・全米、SBI・V・S&P500、eMAXIS Slim米国の4本を、それぞれベンチマークと比較。
今週はSBI全米が一周年。楽天全米とSBI全米の比較を行った。
■CRSP US Total Market TRと楽天全米・SBI全米の比較
●直近1年 （2021/7/1～2022/7/1）
CRSP US Total Market TR （円換算）
437,011→458,925 5.015%
楽天全米株
17,727→18,552 4.654% 乖離 -0.361%
SBI全米株
10,043→10,516 4.710% 乖離 -0.305%
●直近6ヶ月 （2021/12/30～2022/7/1）
CRSP US Total Market TR （円換算）
495,932→458,925 -7.462%
楽天全米株
20,094→18,552 -7.674% 乖離 -0.212%
SBI全米株
11,375→10,516 -7.552% 乖離 -0.090%
●直近3ヶ月 （2022/4/1～2022/7/1）
CRSP US Total Market TR （円換算）
495,936→458,925 -7.463%
楽天全米株
20,074→18,552 -7.582% 乖離 -0.119%
SBI全米株
11,367→10,516 -7.487% 乖離 -0.024%
■S&P500 TRとSBI S&P500・Slim米国の比較
●直近1年 （2021/7/1～2022/7/1）
S&P 500 TR （円換算）
993,364→1,087,027 9.429%
SBI S&P500
15,168→16,553 9.131% 乖離 -0.298%
eMAXIS Slim米国株
16,540→18,052 9.141% 乖離 -0.287%
●直近6ヶ月 （2021/12/30～2022/7/1）
S&P 500 TR （円換算）
1,154,986→1,087,027 -5.884%
SBI S&P500
17,606→16,553 -5.981% 乖離 -0.097%
eMAXIS Slim米国株
19,204→18,052 -5.999% 乖離 -0.115%
●直近3ヶ月 （2022/4/1～2022/7/1）
S&P 500 TR （円換算）
1,164,256→1,087,027 -6.633%
SBI S&P500
17,734→16,553 -6.660% 乖離 -0.026%
eMAXIS Slim米国株
19,347→18,052 -6.694% 乖離 -0.060%
元ETFとの比較で
楽天全米が6/28に-0.0107%
SBI全米が6/27に-0.0280%、6/29に+0.0104%
SBI S&P500が6/27に-0.0188%、6/29に+0.0122%、7/1に+0.0139%
の乖離
VOOが米国6/29に1.4321ドルの分配金。
SBI全米が一周年。
楽天全米との比較だと、SBI全米のほうが乖離率が低く良い結果となった。
このあとで検証するが、SBI全米は下落局面での上方乖離が多く、
ここのところの株価の下落は、SBI全米に有利に働き特に3ヶ月比較で顕著に現れたのかなと思われる。
上のグラフは円換算したVTIの前日比（X軸）と、楽天全米・SBI全米の元ETFとの乖離率（Y軸）。
期間は2021年6月30日～2022年7月1日。
両ファンド共にVTIが前日比でプラスであるほどマイナス乖離、マイナスであるほどプラス乖離する傾向がある。
一方で、乖離率は楽天全米よりSBI全米のほうがブレが大きく出る。
現在みたいに大きなマイナスが続くときは、SBIの方がプラス乖離が出やすくなる。
純資産額が貯まってる直近でもこの傾向は見られるので、今後もこの傾向は続くのではないかと想像できる。
上で書いたように直近の3ヶ月比較でSBI全米が楽天全米を圧倒してるのも、このところの株価急落の影響が反映されたのではないかと推測。
株価上昇局面では楽天全米が有利になるのではないかと思われる。
もっとも米国株はSlim米国もある。
正直、一日当たりの乖離率もかなり優秀なので、小型株にこだわらなければSlim米国で間違いは無いと思う
（直近は上で書いたSBI系の傾向もあって、SBI S&P500が有利だが）。
小型株にロマンを感じる自分みたいな人は、現在のところ有利なSBI全米を選ぶか、比較的ブレの少ない楽天全米を選ぶか
好みの問題かなと思う。
2160ジーエヌアイは天井付けて反落。
1300円いったん天井。急上昇したから売りが出たのは仕方ないとして25日線で止まるかどうか。
今週の売買
なし
