●新興国株式の投資信託について→ 新興国株式投資信託を買うにあたってのメモ

●米国株投信の比較→ 楽天全米・SBI全米・Slim全米、SBI S&P500・Slim米国・楽天S&P500の乖離率比較(2023.12.29)

●投資信託の乖離率についての考察は → 楽天全米とSBI・V・全米はどういう時に乖離するのか

●投資信託の積立日に関する考察は → 投資信託の積立日は何日が良いかの検証(2023.12.3)

●ジーエヌアイのパイプラインのまとめは → ジーエヌアイのパイプライン(2024.1.7)

SBI全米と楽天全米の乖離についての検証

以前書いた内容を独立した記事にして再掲。

楽天全米とSBI全米、SBI S&P500とeMAXIS Slim米国の乖離率比較 (2022.7.3) - 米国株式投信とジーエヌアイグループを見守るブログ

独立させないと振り返りたいときに検索しづらいことに気付いた。

以下、転記。

 

SBI全米が一周年。
楽天全米との比較だと、SBI全米のほうが乖離率が低く良い結果となった。
このあとで検証するが、SBI全米は下落局面での上方乖離が多く、
ここのところの株価の下落は、SBI全米に有利に働き特に3ヶ月比較で顕著に現れたのかなと思われる。



上のグラフは円換算したVTIの前日比(X軸)と、楽天全米・SBI全米の元ETFとの乖離率(Y軸)。
期間は2021年6月30日~2022年7月1日。
両ファンド共にVTIが前日比でプラスであるほどマイナス乖離、マイナスであるほどプラス乖離する傾向がある。
一方で、乖離率は楽天全米よりSBI全米のほうがブレが大きく出る。
現在みたいに大きなマイナスが続くときは、SBIの方がプラス乖離が出やすくなる。
純資産額が貯まってる直近でもこの傾向は見られるので、今後もこの傾向は続くのではないかと想像できる。
上で書いたように直近の3ヶ月比較でSBI全米が楽天全米を圧倒してるのも、このところの株価急落の影響が反映されたのではないかと推測。
株価上昇局面では楽天全米が有利になるのではないかと思われる。


もっとも米国株はSlim米国もある。
正直、一日当たりの乖離率もかなり優秀なので、小型株にこだわらなければSlim米国で間違いは無いと思う
(直近は上で書いたSBI系の傾向もあって、SBI S&P500が有利だが)。
小型株にロマンを感じる自分みたいな人は、現在のところ有利なSBI全米を選ぶか、比較的ブレの少ない楽天全米を選ぶか
好みの問題かなと思う。

 

(2022.8.13追記)
検証してないが楽天全米は為替の変動に弱いように思う。
円安だとマイナス乖離、円高だとプラス乖離するイメージ。
先物が入ってるからじゃないかと思ってるがどうだろう?