毎週米国株投信の乖離率を見てきた中で、2022年の実績を振り返る。
対象はいつも通り
①楽天全米
②SBI全米
③SBI S&P500
④eMaxisSlim米国株
期間は
2021/12/30~2022/12/30
での検証
*各投信のベンチマークと比較するのでは無く、ETF買うだけファンドは元ETFと、eMaxisSlim米国株はS&P500TRと比較しています。
まずはVTI組
分配金込VTI(円換算)自体は
29,815→27,576 -7.510%
①楽天全米
20,094→18,535 -7.759% 乖離 -0.248%
0.162%が目論見書に記載されている費用なので
隠れコストは0.086%
毎週見てきて書いていたように、先物使ってる影響か為替の変動に弱い印象。
年後半の急激な円安・円高にやられてバラついている。
②SBI全米
11,375→10,504 -7.657% 乖離 -0.147%
0.0938%が目論見書に記載されている費用なので
隠れコストは0.053%
楽天全米に比べてバラツキが大きい。以前検証したように
株価の変動による影響が楽天より大きく出るようなので、全体的にバラツク感じになってるのだろう。
次はS&P500組
分配金込VOO(円換算)自体は
52,671→49,501 -6.019%
③SBI S&P500
17,606→16,530 -6.112% 乖離 -0.0930%
0.0938%が目論見書に記載されている費用なので
隠れコストは+0.0008%
ちなみにSlim米国との比較のためにS&P500TR基準だと
11,375→10,504 -7.657% 乖離 -0.335%
隠れコストは-0.2412%
SBI全米と同様の傾向だが、乖離率が小さく見えるのは純資産総額の差なのだろうか?年間隠れコストがプラス乖離してしまったのはご愛敬。
最後はSlimだけど、これはETF買うだけファンドじゃないので、S&P500TRを基準にする。
S&P 500 TR (円換算)
1,154,986→1,087,922 -5.806%
④eMaxisSlim米国株
19,204→18,035 -6.087% 乖離 -0.281%
0.0968%が目論見書に記載されている費用なので
隠れコストは-0.1842%
圧倒的なバラツキの少なさ。飛び出してるのは4/6と4/7で、+0.1034%と-0.1062%の行って来い。原因は分からない。ちなみに隠れコストが大きく見えるのはS&P500のトータルリターンを基準にしてるからで、税金の計算の関係でどうしても大きく出てしまう。SBI S&P500と比較するならトータルリターンどうしで。
まとめ
VTI組はバラツキの小さい楽天全米を選ぶか、途中バラついても最終的に乖離が小さいSBIを選ぶか、好みになってしまうかな。
S&P500組は謎乖離はあったもののeMaxisSlim米国株かな。安心してみられると思う。
VTIとS&P500にこだわらないなら、やっぱりeMaxisSlim米国株。圧倒的な乖離の小ささがグラフで見るとハッキリと分かった。