投資信託の積立日は毎月何日が良いか?
クレジットカード積立は毎月1日。
月末月初は資金が集中しやすいから価格が上がって不利になると言われることもあるけど実際はどうだろう?
楽天キャッシュ積立は日にちが選べるけど何日が良いのだろう?
一時期持て囃された毎日積立は実際どうなんだろう?
ということで検証。
昨年の8月もやったけど、時間をおいても傾向が変わらないかの確認がてらやってみた。
対象としたのは前回と同じく、①楽天全米、②グローバル3倍3分法、
それに加えて、新NISAで購入検討している③eMaxisSlim先進国株式、④eMaxisSlim新興国株式、⑤eMaxisSlim国内株式(TOPIX)。
先進国株式は楽天全米とそうは変わらないだろうと思うけど、新興国株式と日本株式は変わるかどうか(特に新興国)を知りたい。
期間はそれぞれの設定日から4月末(2023年4月28日)まで。29日・30日は土日だったからね。
*注文日の翌営業日の基準価額で約定したとして計算(1日注文なら2日の基準価額で計算)
①楽天全米
傾向的には前回と変わらず。前回は楽天キャッシュ積立の28日までしか載せてなかったけど、月末が有利だね。
トップが28日の50.46%、最下位が17日の48.63%(差は1.83%)。毎日積立は49.15%。
なお、前回18日がやたらと上昇してたのは計算ミスがあった模様。
②グローバル3倍3分法
こちらも前回と変わらず。債券にレバレッジが掛かってるから、株式と反対に動くってことだろう。逆相関がキチンと働いてるってことかな。
トップは22日の-2.82%、最下位は2日・3日の-4.04%(差は1.22%)。毎日積立は-3.54%。
③eMaxisSlim先進国株式
楽天全米と変わらない。とはいえ、楽天全米26日の急落のような動きが少しマイルドになっているのかな?
トップは28日の55.21%、最下位は16日の53.70%(差は1.51%)。毎日積立は54.20%。
設定日と4月末日の関係で28日は運用期間が一番長いので、トップになった結果はその影響もあるのかも(たぶん無い)。
④eMaxisSlim新興国株式
こちらも傾向変わらず。だけどこっちはさらにマイルドな動きに。メモリの間隔が広くなった。新興国だから乱高下しやすいと思ったけど積立日の面からだとそんなに影響ないね。
トップは28日の12.43%、最下位は17日の11.45%(差は0.98%)。毎日積立は11.71%。
⑤eMaxisSlim国内株式(TOPIX)
こちらも同様。さらにマイルドになったよ。
トップは月末の28.45%、最下位は16日の27.67%(差は0.78%)。毎日積立は27.99%。
まとめ
基本的には前回と変わらず。
一年も経たずに再検証しても仕方ないか。
まずは最初に書いた月末月初は資金が集中しやすいから価格が上がって不利になるってのは間違い。株式買うならプラスに働いてるね。
そして毎日積立は予想通りプラスでもマイナスでもないので安定を取るなら。
今回トップと最下位の差を出したけど、例えばグロ3なんかは-3.4%のリターン中の1.22%の差だから、割合で見ると大きな差になるって考えることも出来る。けど、全投資金額の中でみるべきだろうし気にしなくて良いよね。
あとは新興国と特に国内株式の安定感。国内株式はTOPIXってこともあるんだろうか?
投資日が選べないクレジットカード積立で投資するならこれら。
債券にレバレッジ掛かってるグロ3は株式と逆に動く。月末月初が不利になるので楽天キャッシュ積立で投資日選んだ方が良いけど、SBIで買った方が保有ポイント付くのが悩ましい(Slimの保有ポイントは低いので無視するとして)。
そんなこんなで銘柄を増やしつつ改めて何日積立が良いのか出してみた。
新NISAでは従来NISAの後継の成長枠に加えて、つみたて枠を併用できるようになる。あらたに使えるつみたて枠で買うものを、クレカ積立、キャッシュ積立どっちを使うのか、投資日含めて考えていこう。